あ、不思議なお酒

あ、不思議なお酒
先日WhiteDayに沢さん(仮)からいただいた、賀茂泉の『あ、不思議なお酒』をいただく。
ビンもお酒もほんのりピンクがかった色合い。可愛らしい升が付いてて、こちらもほんわかピンク色。
こんなだけどれっきとした日本酒らしい(笑)
唇を軽くつける。アルコール感はあるっちゃあるけれど、あまり感じない。
フルーティな香り。酒度はかなり低めのようで、アルコール度数も8%と日本酒にしては低い。が、水っぽいわけでもなく、ちゃんと味はある。
口当たりは柔らかくて、とても優しい。甘口で、どちらかと言うとワインのような感じ。飲みやすいロゼといったところ。
するりとした喉越しに、物足りなさを感じてしまうのは、単にアタシが普段北の地域らしい辛口のお酒を好んで飲んでいるためであろう(笑)
普段だと、お酒の時には刺身か鍋が欲しくなるところだけど、今日は和モノよりは洋風のおかずが欲しかった(ぉ
肴を片手にというよりは食前酒向き。
日本酒が苦手な女の子にもお勧めできるかな。
あと、ホワイトディのお返しにも最適w

補足:
 賀茂泉といえば、灘、伏見とともに三大銘醸地と呼ばれる広島・安芸西条の蔵元ということで、耳にしたことがある人も多いはず。
一般に、広島の水は軟水で、酒の仕上がりもまろやかで女性的なものになるというけれど、これが実に飲みやすい。
実際、何年か前に加茂泉の「白寿」(だったと思う<曖昧)をいただく機会に恵まれたことがあるが、これは大変よかった。
まだ日本酒を飲みなれない頃で、少し興味を持ち始めた時分に酒飲みの上司が振舞ってくれたものだったが、まず、口当たりが良すぎて、「え?これってお酒?」と驚いた記憶がある。
さらりと喉をつたう感覚が、それまで口にしたどんなお酒と比べても異質に感じたためだ。
口に含んだ感じもまたすばらしかった。フワっとひろがる甘い香り、さらっとした喉越し、それでいて確かなコクと旨み。
日本酒初心者だったあたしにはあまりに過ぎたお酒だった。
あの時の感動は忘れられないが、なにぶん「あっこれ飲みやす〜い!おいし〜^^」とか言いながら飲み干してしまったため、存分に「味わう」という行為ができていない。
多少お酒の妙がようやく分かり始めた今味わっておくべきではないのかと悔やまれてならないです==;