菅生GT戦について

参考:
http://blog.livedoor.jp/mirage_rs_1600/archives/29141069.html
Youichanの「Yちゃん」で「ヨイchan」な日記:SUPER GTを考える その2

事件の概要:
「EBBRO M-TEC NSXが破片を踏んでスローパンクチャーを発生、緊急ピットインでピットロードへ低速で進入した際、後方でJLOCムルシェRG-1の炎上が発生。
ピットロード内のオフィシャルが状況確認の為に持ち場を離れ、サインガードに駆寄った時、不注意によりピットロード上のNSXに激突、リアウィングを脱落させた。
ぶつかったオフィシャルは打撲・擦り傷等で医務室へ、その間に別のオフィシャルが脱落したリアウイングをピットまで運んだ際に、自チームのマシンを破壊されたことに対して激昂していた熊倉監督が勘違いして拳骨でオフィシャルの頭を殴った。」

1.ピットロード内のオフィシャルが状況確認の為に持ち場を離れ、サインガードに駆寄った
手近なとこで言うと、オフィシャルと一口に言ってもコース・進行・計時・救急・車検などの役割分担がありまして、その中の進行(ピットオフィシャル)としても組織として配置が決められている。各々に割り振られた持ち場・役割があるわけですよ。
どっかでおおごとがあったからって、みんながみんな駆け寄ってどうなるって話。目の前で起こった炎上ならともかく、全員で単なる野次馬と化してどーする。
持ち場を離れるだけの理由が、事実としてあったのなら別ですが。


2.不注意によりピットロード上のNSXに激突、リアウィングを脱落させた
ピットロード進入口方向を確認せずに横断したってことですよね。んでもって激突と。
ええっと、自分にとっちゃもはや基本的なコトというか、まずサーキットにいる限り、人は自分を自分で守らなあかんとです。サーキットの主役はあくまでレース車両であり、レース自体であり、うちら進行に携わるオフィシャル陣は、レースを安全に運営するために審判活動やらなんやらしてるわけですよ。(あくまでオイラはこう考えてる)
今回の件、撥ねられて命に関わる自体になったかもしれないし、NSXが危険回避→ピットロード上での大惨事、ということも考えられたわけです。
誰もサーキットで命を落としたいとは考えない。奪いたいとも思わない。
そんな中で、【審判】という立場にある自分たちが、甘っちょろく「うっかり・・・」だとか「ちょっとぼーっとしてて・・・(´▽`;)ゞ」とか言ってる場合じゃないのですよ。


3.勘違いしたチーム監督が拳骨でオフィシャルの頭を殴った
ええっと、怒るの、当たり前ですよね?(´ー`;)
修理代はばかになりませんでしょうしね。ふざけんなって思いますよね。
で、それとは別次元の話で、監督がふるった暴行に関しては許されませんよね?
モータースポーツは紳士のスポーツ。
手を出したら即「悪」決定。しょうがないと思います。

・・・で。
・殴られたオフィシャルと熊倉監督は、後に事情を飲み込み和解
・この暴行事件をうけ審査委員会は、下記の裁定を下した
   1.罰金30万円
   2.本大会の取得シリーズポイントを抹消する
   3.別途本件の重大性に鑑みJAF及びGTAに本件内容を報告ししかるべき処置を要請するものとする
・この裁定を重くみたM-TECは 熊倉監督を解任
と続くわけですが。
JAF及びGTA側への責任追及はなされるんでしょうか。
エントラントへの指導も徹底してくれていいと思いますがね。
オフィシャル育成にはもっと力を入れてくれてもいいと思いますね。
オフィシャル・エントラントともに向上が求められると思うデス。

こーゆぅコトが重なるから余計に「サーキットオフィシャルにはろくでなしが多い」とか言われちゃうんだよなぁ。。。(┰_┰)
[過去の似たよーな日記(http://d.hatena.ne.jp/aykhark/20040725)(http://d.hatena.ne.jp/aykhark/20040808#p1